はるくんが1歳4ヶ月の頃、読んでいた本の中に、自閉症の項目があった。
あれ?なんだかはるくんに似ているところがあるな・・・
鼓動が早くなった。変な汗が出てくる。
はるくんの発達が遅いかもと思い始めていた僕も、自閉症という障害に対してはまだあまり知識がなかった。
そして少しずつ詳しく調べるようになった。
情報にアクセスしやすいインターネットを主体として、夜な夜なネットサーフィンをするようになった。もちろん信憑性がどうかという問題はあるだろうけど、それでも多くの情報が簡単に得られた。
自閉症の特徴をみて、「これは当てはまらないな。じゃあ自閉症じゃないかも。」という、自分を安心させる要素を必死に探していた。
確かに視線が合いにくいこともあるけど、追いかけっこなんかは大好きで、そのときはしっかり目を見て笑うし、リアクションもいい。
そう、こんなによく笑い愛嬌のあるはるくんが、まさか自閉症のはずがない。