今回はややシリアスな話題です。望まない方は見ないようにしてください。
ある夜、ひょんなことから子どものことを2人で話し合った。
次の子どもをどうするのか、それは障害のある子どもをもった両親が非常に悩む問題だと思う。
特に自閉症は遺伝性を指摘されており、自閉症の子どもが生まれたら次の子も自閉症である確率は、一般的な確率の数十倍と言われている。
実際に兄弟で自閉症、という家庭がよくある。
僕もママももう一人は子どもが欲しい。結婚当初はもっと欲しかったけど・・
僕たちはもともと子どもが出来にくく、はるくんが生まれるまでに4年ほどかかり、そこから5年たつも子どもが出来ていない。
お互い少しずつ年齢も上がってきていて、どこかで踏ん切りをつけないといけない。一般的には高齢出産というくくりになる年齢になり、色々なリスクが上がっていく。
次に生まれる子にはるくんの将来を預けるわけにもいかない、その子にはその子の人生がある。
でも次の子も自閉症の可能性もある。決して低くない確率で。
もし次の子も自閉症だったら僕たちに育てられるのか?
正直、かなりきつい。
この意見ははるくんを否定することになるかもしれない。だからあまり言いたくない。でも、決して簡単な子育てだとは思っていない。将来も不安だ。
心臓に病気をもって生まれてきて、知的障害のある自閉スペクトラム症も抱えているはるくんが、僕たち夫婦の唯一の子ども。
そのことについては色々思うことがあるし、健常と言われる子どもが欲しかった、みんなと同じような子育てをしてみたかった、という後悔は一生残るかもしれない。
でもはるくんを授からなかったら僕たちには子どもが出来ていなかったかもしれない。
病気や障害を抱えながらも僕たちのもとにやってきてくれた、その幸せを改めて噛み締めた夜だった。