今日は受診日。僕もついていくことにした。
気になっていたのが、発語の定義である。
この分野でよく、「発語はありますか?」という質問があるんだけど、「発語」って何なのか分からない。
健常の子の場合、1歳で「ママ」や「パパ」とか話し始めて、あれよあれよという間に言葉が増えていくので、普通は気に留めないことだと思う。
では言葉の遅い自閉症児で、発語とはどの段階を言うのか?
はるくんも、音としてはいくつかの種類を出すことができる。
ダダダとかパパパとか意味のなさない言葉は大きな声でたくさん喋るw
アンパンマンという音を聞いて「ぱんぱん」と言ったり、僕らの「1、2、3」に合わせて「ちー、じ・・・」とかは言う。発する。
いただきますのときに「ただ」と言うこともある。
これらは発語なのか?
先生に聞いてみたら、「本人が意図をもって話す言葉;有意語」というような解答であった。
そう考えると、やはりはるくんはまだ発語がない。
あるのはすべてエコラリアだ。
そもそもはるくんは指さしがまだ出来ない(2歳5か月)。自分の手を、自分の意思を伝える手段としてまだ利用出来ていない。
言葉よりもまず指さしからみたい。
そりゃそうか、みんなそうだもんね。
この日の夜、なんとなくはるくんに、「パパとママ、どっちが好き~?」と答えられない質問をしてみた。
すると・・・・「ふ、た、る」と言ったのだ!!
僕には「ふたり」にしか聞こえなかったw
なんだろう、この素敵な奇跡♪