初めて、日本自閉症協会の全国大会に参加した。
2年に1回のペースで開催されており、今年は長野県での開催だった。2日間の日程だ。
朝6時半に家を出て、名古屋まで2時間、そこから長野まで3時間・・・移動だけで疲れてしまったw
1日目は午後から、愛すべきマニアというお題で4人の方のお話。
ライフスキルマニア、ものづくりマニア、鉄道マニア、○○マニアの人からの発表だった。前2つが当事者の方、鉄道マニアは横浜発達クリニック院長の先生でした。
当事者の方の話を聞くのはとても参考になる。あ、こういう考え方をするんだなって、自分の常識なんて当てはまらないことがたくさんあって、もっと視野を広げないとなって思う。
先生の話も普通におもしろかったwスライドで、電車の中の「押せ」と書いてある非常用ボタンを提示されて、「押しますよね、だってそう書いてあるんだから」ってw
視覚優位の自閉症の人が押してしまうのも仕方ないという意味だ。もちろん小さく「○○のときに」みたいに書いてあるんだけどね。
あと印象に残った話をひとつ。
先生が「自閉症児を育てておられる親御さんで、色々と経験させようとしたがる人がいますが、そんなにたくさん経験する必要ありますか?」といった内容のことを話しておられた。
「僕ら大人だって、そんなにたくさんのことできないですよね。自閉症の人は興味が限定的だけど深いから、それを生かして生活を豊かにするのがいい」というような主旨だった。
僕もはるくんには色々経験してほしいと思っているので、少し意見は違うかなぁと思ったけど、でもはるくんがそれを望んでいないようならその気持ちも汲みとってあげられるように気を付けないとなと思った。
もしかしたら、興味が限定的でいつも同じようなことばっかりしていても、そんなに気にしなくていいんだよ、というメッセージかな?