一般的に、自閉症児はカメラ目線ができないと言われる。
はるくんもそうだ。
正確な理由は知らないけど、たぶんカメラで写真を撮っているという意味自体が分かってないので、カメラの方向を見ることで出来上がりの写真映りを想像できないんだと思う。
撮影する人から見た状態を想像できないというか・・・
でも、カメラ目線じゃない写真ばっかりは親として辛いですよね。
ではこの写真はどうですか?
ほぼカメラ目線ですよね!?しかもなんだかポーズを取ってる。
どうやったかと言うと・・・
・・・
携帯のインカメラです!!
鏡の療育の効果なのか分かんないけど、はるくんは鏡とかガラスとかに自分が映っているのを見ることが好きだった。
鏡に映る自分を見て、いろんなポーズを取る。変顔をしたりしてその変化を楽しんでいる様子。
そうこうしていると、インカメラではるくんの顔を映すと、はるくんは画面に映る自分に興味を示してじっと見つめたりポーズをしたりするようになった♪
そうするとほぼカメラ目線の写真が撮れるように!
「ほぼ」というのは、実際は画面に映った自分を見ているので、カメラの位置とは少しずれているという意味です。
でもデジカメもモニターをはるくんの方に向けられるやつなので、携帯のインカメラみたいにできる!
もちろん遠距離だとインカメラは使えないし、毎回うまくいくわけではないけど、これまで普通に撮影してたときよりも圧倒的にカメラ目線が増えて嬉しい♪