ABAを少しずつ勉強して、なんとなくの発想は分かってきた。
ある行動の前後で変化する結果が、その人(動物)に望ましいものであれば、その行動は強化される。
この発想をはるくんの不適切な行動の対処に取り入れてみた。
なかなかうまくいくものは少ないけど、ひとつうまくいったなと思ったのが、「噛み癖」である。
以前ここにも書いたけど、はるくんが1歳半の頃から、興奮したり寝かしつけのときに僕らの腕や肩を噛むことがあった。
これの理由がいまいちわからなかった。
「興奮して」というのも確かに理由になるかもだけど、ではなぜ「興奮する」のかが僕らには理解できなかった。
そこで、ABAの手法で、ABC分析を行ってみた。
A:事前の出来事、B:行動、C:結果の3段階に分けて考える方法である。
たとえば、「お茶を飲む」という行動に対しては、
A:直前の出来事=のどがうるおっていない
↓
B:行動=お茶を飲む
↓
C:結果=のどがうるおう
というABC分析になる。
このCが本人にとって望ましいものなので、AのときにBが強化される、という流れは以前にも説明しました。
これをはるくんの「噛み癖」にも適応してみよう!