ちょっとシリーズ化してしまってるけど、続けますw
前回のめがねの例で考えると、
「見えない」→「めがねをかける」→「見える」という変化が成り立つと思います。
「見える」というのはその人にとって望ましい結果であるので、この「見えない」状況において、「めがねをかける」という行動は繰り返されます。
これを強化といいます。
では次に、少し変な状況ですが、
「見えない」→「だてめがねをかける」→「見えない」という変化の場合、結果の「見えない」というのはその人にとって望ましくない結果であるので、この「見えない」状況において、「だてめがねをかける」という行動は減っていきます。
これを弱化といいます。
もちろんだてめがねをオシャレとしてかける人はいるので、
「オシャレ度が低い」→「だてめがねをかける」→「オシャレ度が増す」という場合は、「だてめがねをかける」という行動は強化されると思いますw
他にも強化の例を挙げると・・・
「のどがうるおっていない」→「お茶を飲む」→「のどがうるおう」
「指が冷たい」→「手袋をする」→「指が温かい」
といった感じです。
こんな風に行動分析学では、感情とかはある意味そっちのけで、実際に起こった事象(行動)に対して分析を行なっていくのです。